@Limic55

2024/10/14(月曜日) 22時ごろ更新

膝丸の結縁法会

2020年10月14日(水)-E-

膝丸の結縁法会(けちえん ほうえ)に参加してきました。

参加? 参列? とにかく大覚寺での催しに参加しました。

日帰りgotoだったのけど、いやー…やりたいことは全部できたので大変満足。


旅行行くときはタイムテーブル作ってルート決めて行くことが多いです。
欲張りなので。

あちこち回りたい欲張りなので。

結縁法会は10/12(月)、10/13(火)に4グループに分かれて行われました。
希望日を伺うメールが来たので、10/13の午後枠で申し込みしました。


大覚寺に行くなら、兄者(北野天満宮)にも行きたい。


御朱印を並べたい。一緒にしときたい。

という欲がでたので、午前中は北野天満宮に行ってお参りしました。
お参りいったら兄者の展示もやってたんですよね。
いつもやってるのかな?
なんだか期間を決めてやっているイメージだったのですが
実際、10/13も「特別展示」みたいな1週間~10日間ぐらいの短い期間で公開してたんですよね。

と。
ホームページ見ても載っていないのだけどツイッターにありました。
-------------------
https://twitter.com/kitano_bunka/status/1314398002061037568
本日より京都非公開文化財特別公開が始まりました。宝物殿の扉がこのように開けられているのはおよそ半年ぶり。晩年の長谷川等伯が描いた大迫力の弁慶・昌俊相騎図絵馬(重文)が間近でご覧いただけますキラキラ公開は10月18日(日)までです。

ツイッターの投稿に日時は10/9(金)です
企画サイト:http://www.kobunka.com/tokubetsu/

-------------------
 やっぱり常時展示ではありませんね。


 まるで「太刀『薄緑(膝丸)』結縁プロジェクト完成披露展(令和2年10月16日(金)より12月7日(月))に合わせたようで素敵だなと思いました。

 披露展より先に結縁法会があったわけですが、そこもカバーしているあたり素晴らしいなーと。

 偶然に思えて多分、偶然じゃないんだろうなと思います。
 なにかの記事か何かで、北野天満宮と大覚寺は仲がよさそうな記事を見たことがあるので。
(たぶん刀剣展で兄者が飛び入り展示になったきっかけの記事あたり)

 膝丸の法会くる人なら、北野天満宮も寄るだろうと予想したのだとしたら
 その通りで間違いなくて推察が素晴らしいなと思います。

 兄者が見れるなら見ないわけにはいかないので、宝物展を見ていきました。
 私の前を歩いていた人が「拝観料 1000円」を見て 『たかっ…!』と声を出していたのが印象に残ってます。

 まぁ確かに高いわ(笑)


 前がいくらだったか覚えていないのですが、もし値上がっているのだとしたら
(お釣りのでないようにした)コロナ対策の一環なんだろうなと思います。
 入る時に検温するのですが、タブレットに顔を映すという検温器でした。
 このタイプの検温器はじめてみた。
(これで検温できるの?)とちょっと不思議でしたが問題なく測れていました。

 刀を見るお客が多いからか、刀関係だけはスマホカメラの撮影OKでした。
 兄者の箱や白鞘をみて(今から膝丸のとこいくよー)と心の中で声をかけながら写真撮ってきました。
 兄者の刀箱のフタにも名前が書かれているのをみて(こんな感じで自分の名前もかかれるのか)となんだか感慨深いものを感じました。

 兄者の刀箱も、きっとその当時の寄付か何かで作られたのでしょうかね。
 それが何十年何百年と大事にされてるってなんかもう壮大だな。

 それからデイユースとったホテルに向かい、荷物を置いて11時過ぎに大覚寺に行って
 軽く中見つつ御朱印をもらい、またホテルに帰って化粧をきっちりして
 13時半からの結縁法会に参加してきました。

 乗るバスが遅れてたので、到着したのが13時20分ごろ。
 どこかの電車が人身事故起こしたようで集合より遅れてしまっている方もいました。


 大覚寺の別の建物で受付を済ませました。
 その際に「5班」といった名札をもらいました。
 そして受付に名前を伝えると

「カタナバコ ハ フタノニダンメ デス」

 と言われました。


「フタノニダンメって覚えてください」

 フタノニダンメ

 復唱する私。


 でもこの言葉の意味が理解ができない私。

 なに、なんの話をいきなりされているの。


 とりあえず覚えろと言われたので復唱してみるもののさっぱり意味がわからない。
 ハコという言葉は拾ったので
(なんだ? 荷物を置く場所を教えてくれてるの?? でも預ける荷物ないけど??)

 ニダンメ? ニダンメってなに?

 法会前の待合室まで向かう間に、誘導してくれるお坊さんがいたので聞いてみたら

「箱に名前が書かれている大体の場所ですよ」と分かりやすく教えてくれました。

 270名弱いるので、箱にもたくさん名前が書かれているのですね。
 その中から無作為に探すのは大変なので、事前に大体の場所を教えてくれていたようでした。

 正直、箱の名前のことをすっかり忘れていた。
 いや忘れてはいないんだけど、出合頭に場所の話をされるという準備が頭にできていなかった。

 部屋に入ると50名近くの方がすでに椅子に座っている状態でした。
 椅子同士は互い違いにしてありそれぞれ1m弱ぐらい距離が離れている状態です。

 とりあえず椅子に座って開始時間まで少し待ちます。
 そのあと場所を変えて、心経前殿(御影堂)で法会が始まりました。

 こちらも間隔をあけた椅子が並べてあり順番に座ります。
 入って正面に膝丸。左手に刀箱(新調したもの)、右手に覆い布と紙の箱が並べてあります。

http://blog.livedoor.jp/tbo3251/archives/52233504.html
龍村美術織物公式ブログ : 太刀の箱

 覆い布を作った企業のブログ。


 そのあと、結縁のための法会があり、式典があり。合計30分ぐらい。

 どういった内容だったかはツイッターに他の方がすでにあげているので省略します。

https://togetter.com/li/1608134
大覚寺【薄緑(膝丸)結縁法会】レポ


 お経をさ、唱えてもらったんだけど、あれってどういう気持ちで聞いていればいいんでしょうね。
 こー歌っているようなものだと思うのですよね。

 高低を変えて唱えられるお経は聞いてて心地がいいです。
 そして心地がいいと、余計な雑念が出てくるのです。

(このお経ってやっぱり練習とかするんだよね
「音が高い!」とか「もっと伸ばす!」とか「息継ぎはここで」とか教わったりするのだろうか) 
 と、つい考えては(今はお経に集中しろ)と逸れた思考を戻したりしてました。
 そして一人のお坊さんが唱えたことを、他のお坊さん全員で復唱するような流れのところは
 私も心の中で、同じ様に復唱していました。

 ほんと、お経って、音楽みたいなもんだよね。
 もっと長く長く聞いていたかった。

 そんなで式典終わったら関係者の方の挨拶があって、あとは大覚寺の中をいろいろ見させていただきました。
 お昼前に来たときは時間がなくてゆっくり回れなかったので、回れてよかったです。


 法会が終わったらホテルに戻って、化粧落としてお風呂はいって、夕飯食べる店をネットで検索し
 18時には京都駅に向かい。20時の新幹線で戻りました。


 朝は始発で出発して、帰りは0時前だよ。
 さすがにちょっと疲れました。



 せっかくなので、披露展の間にもう一度見に行く予定です。(今度は一泊)


 なんだかもー、そこに自分の名前が残るのなら、
 なんだかもう、墓もいらないなって気分です。


 なんだろうね、この気持ち。

by toto 日記 edit